韓国語を最短ルートでマスターする勉強法まとめ!おすすめの学習方法
2016年12月13日
韓国語(ハングル)を勉強したいと思ったきっかけは、人それぞれだと思います。韓国ドラマやK-POPが好きでセリフや歌詞を聞き取れるようになりたい人、韓国の俳優やアイドルが好きでファンミーティングなどで会話したい人、好きな人が韓国人で愛の告白を韓国語でしたい人、韓国の文化や旅行、グルメ、ファッションが好きなど、理由はさまざまです。
それらはすべて韓国語を勉強するための素晴らしい動機だと思います。何かを好きでいるという気持ちはそれだけで「続ける」という勉強にとって一番大事なモチベーションになるはずです。
そんな私も韓国が大好きな日本人のひとりです。(@coneru_web)私も韓国語を勉強しながら、今では毎日、韓国語を使ってこの韓国情報サイトを運営しています。
ただ振り返れば、韓国語が話せるようになるまでにかなり時間をかけてしまい、何倍も効率良く勉強ができたのではないかと思っています。
しかし、韓国語をすぐにでも話したいあなたが、無駄に長い時間をかけて勉強する必要なんてありません!
半年後には韓国語を話せるようになりたいですよね?
ここでは私の反省を踏まえ、「聞き流すだけで韓国語が話せるようになる!」などの怪しい勉強法はなしで(笑)、現実的に最短ルートで韓国語を話せるようになる方法をまとめてみました。
効率的に韓国語が「話せる」ようになる勉強法まとめ
それでは韓国語勉強のステップを紹介します。初心者から韓国語を完全にマスターするまで、決して楽ではありませんが、このサイトのそれぞれの学習ページから最短ルートで学ぶことができます。
- ステップ1:基礎的な韓国語の単語・文法を一気に詰め込む
- ステップ2:そのまま使える韓国語のフレーズを一気に覚える
- ステップ3:実際に韓国語を話す機会を作り、文章を組み立てる練習をする
- ステップ4:韓国語をブラシュアップする
目安としてステップ1~ステップ2まで勉強すれば日常会話が韓国語で出来るぐらいのレベルになります。早い人で3ヵ月、ゆっくり取り組みたい人は半年ぐらいかけてコツコツと勉強するのも良いかと思います。
さらに韓国語上級を目指して「韓国人とカフェでフリートークしたい!」、「お酒を飲みながら朝まで韓国語で語り合いたい!」という人は、ステップ3以降に進んでみてくださいね!
そして、今すぐしたほうが良いことがあります!
それはとても簡単なことです。
「韓国語の勉強がしたい!」とヤル気のある今、この瞬間に、今見ているこのページをパソコンやスマホのブックマークやお気に入りに登録しておくことです。
韓国語の勉強は習慣がとても大切です。
勉強しようと思った瞬間にこのページから勉強を始められるようにすることが大事です。
今日以降のあなたのヤル気に頼るのではなく、習慣として勉強に取り掛かるハードルを少しでも下げておいたほうが韓国語学習を長く続けることができますよ。
ステップ1:基礎的な韓国語の単語・文法を一気に詰め込む
最短ルートで韓国語を習得するには、韓国語の単語・文法は避けられません。このステップを飛ばすと、はじめは良いけど、後から韓国語力が伸び悩むことになります。韓国語を勉強しようと決心したら、まず韓国語の単語と文法の勉強を同時並行で進めましょう。
もし韓国語の勉強を始めたばかりの方は、こちらの記事が参考になります。
1-1. ハングル文字を読めるようになる
ハングルは、誰でも簡単に読むことが出来るように、作られた文字です。母音のパーツと子音のパーツを組み合わせて出来ており、基本的にはローマ字と同じ構造なので、原理を理解してしまえば数時間、遅くても1日あれば読めるようになります。
→ ハングル文字の読み方!韓国語が1日で読めるようになる基礎編
母音字は全部で21個ありますが、上記の記事で「基本の母音字」8つ、「ヤ行の母音字」6つを紹介しています。残りは「ワ行の母音字」7つです。
→ 【韓国語の母音一覧】ハングル母音字21個の発音を音声でわかりやすく解説
子音字は全部で19個ありますが、「基本の子音字」の他にも、「平音」「激音」「濃音」があります。
→ 【韓国語の子音一覧】ハングル子音字19個の発音・読み方をわかりやすく解説
初めからすべて覚える必要はありませんので、読み方がわからない場合など参考にしてみてください。もし発音が難しくても、ここで挫折するのはもったいないので、単語や文法も興味のあるところから並行して進めていきましょう。
すべての母音字・子音字の読み方は下記の一覧表にもありますので、活用してくださいね。
1-2. パッチムや発音変化を覚える
ハングルは、母音と子音にもう一つの子音を加えて文字を作ることができます。この第3の子音のことをパッチムと呼びます。パッチムの種類と使い分け方、発音の仕方を覚えましょう。
→ 韓国語のパッチムの種類と発音をマスターする!ハングルの読み方を覚えよう
ハングルは前後にくる文字によって、音をつなげたり、濁音になったりと、発音が変化することがあります。
発音変化によって通常とは異なる発音になるパターンがありますので、確認しておきましょう。
発音変化も初めから完璧に把握するのは難易度が高いです。単語や文法を覚えながら並行して進めていきましょう。
勉強を進めるうちに発音変化のある単語が必ず出てきます。「なんでこの発音になるんだろう?」と思うはずです。その時に振り返りながら単語と発音変化をセットで頭に入れていきましょう。
「覚える」というよりは「慣れる」という感覚も重要になってきます。
1-3. とにかく単語をたくさん目に入れ、耳に入れる
韓国語の単語を覚えるときのコツはとにかく何度も繰り返し目に入れ、耳に入れることです。カタカナ読みだけで覚えても正確な発音が分からなければ、いざ会話のときに使えませんし、聞き取れません。ですので、音声つきの単語帳や動画などを繰り返し聴きながら声に出して発音してみましょう。まず単語は1500個程度覚えれば日常会話が出来るようになります。
年齢や時間、お金などの数字を日常生活で使うことも多いです。韓国語には2種類の数字の数え方があります。徐々に使えるようにしましょう。
→ 韓国語の数字【漢数詞】の読み方・数え方(お金、年月日、時間の分や秒など)
→ 韓国語の数字【固有数詞】の読み方・数え方(年齢~歳、個数~つ、時間~時など)
→ 「ウォン」を韓国語では?韓国ウォン・₩の読み方とお金の数え方
最近では、「聴く本」と言われる耳だけで読書を楽しめるオーディオブックが人気です。韓国語の単語などを耳だけで読書し、勉強することができます。
これなら時間がない人でも、通勤や通学の移動中や家事の最中など、効率的に勉強することができるのでおすすめです。
Amazonがやっているオーディオブックは韓国語勉強に関する良い本が多いです。
30日間の無料体験があるので、1度試してみる価値はありです。
ここから入って「韓国語」で検索してみると、韓国語の勉強に関する本が出てくるので、自分のレベルにあった本を選んで聴いてみてください。
退会も簡単なので、まずは無料体験で自分の勉強スタイルに合うかどうか試してみてください。
1-4. 韓国語の文法の勉強法について
韓国語の単語と並行して、韓国語の文法の勉強もしましょう。「ただ通じれば良い」という人もいるかもしれませんが、文法はきちんと押さえておいたほうがいいでしょう。文法が理解できていないと、文章を頭の中で1から組み立てる段階で苦労します。応用ができないから、丸暗記したフレーズしか使えない丸暗記のスパイラルに陥ります。逆に文法を押さえておくと後から何かと楽になります。
韓国語の文法を勉強するのにおすすめなのが、NHKのハングル講座を録画して何度も繰り返し見ることです。もちろんテレビでも見られますが、録画しておくことによってレベルに合わせて、自分のペースで学ぶことができます。
ただ文法について、最初は上級レベルまで覚える必要はありません。また単語や例文は声に出しながら読み進めると記憶に残りやすくなります。
→ 「です・ですか?」を韓国語では?「エヨ・イエヨ・イムニダ」の違いと使い分けまとめ
→ 「私の名前は~です」を韓国語では?ハングルで発音してみよう!
→ 韓国語の助詞まとめ「私も・私は・私の・私に・私が・私を・私と」など様々な使い方
→ 韓国語のハムニダ体の作り方 – 습니다(スムニダ)ㅂ니다(ムニダ)
→ 韓国語の尊敬語の作り方(ヘヨ体) – 으세요(ウセヨ)세요(セヨ)
→ 韓国語の未来形の作り方(ヘヨ体) – 겠어요(ケッソヨ)
ステップ2:そのまま使える韓国語のフレーズを一気に覚える
韓国語の単語と文法を覚えても、すぐに会話ですらすらと使うことは難しいと思います。単語と文法を結びつけるのは、頭で分かっていても時間がかかります。しかし韓国語で使えるフレーズを丸ごと大量に覚えてしまえば、それらが結びつき、頭の中で整理されます。
ステップ1がきちんとできていれば「覚えたフレーズの単語を変えてみる、フレーズ同士を組み合わせてみる」などの応用がすぐに出来るようになります。
私自身、会話でそのまま使える短いフレーズを500本近く丸暗記してから会話が驚くほど上達していることに驚きました。
→ 【韓国語で自己紹介】ハングル初心者でも簡単!挨拶から趣味まで
→ 韓国語で「ありがとう」の様々な言い方まとめ!丁寧な順と使い分け
→ 「誕生日おめでとう」を韓国語では?友達や恋人へ誕生日のお祝いメッセージ
日常会話で使えるフレーズや覚えればそのままえるようなフレーズを、自分の耳で「聴き」「発音する」ことが重要です。通勤時間・通学時間にはイヤホンで常に聞き流し、家では発音もするようにしてください。
ここまで来れば、韓国語が耳に馴染んで勉強への抵抗はなくなっているかもしれません。
次のステップからは「日本語」→「韓国語」への変換を頭の中でいかに早くできるようにするかの訓練になります。
ステップ3:実際に韓国語を話す機会を作り、文章を組み立てる練習をする
とにかく韓国語を大量に話す機会を作る必要があります。話す機会を多く持たないことには韓国語が今より上達するはずがありません。
3-1. Google 翻訳を駆使して日常的に韓国語を使う
いきなり「韓国語を話してください」と言われても、難しく思う方もいるかもしれません。
そこでおすすめなのが、「Google 翻訳」の助けを借りるのです。
スマホなら無料の「Google 翻訳」アプリを入れておけば心強いし、実際かなり便利です。お金出して有料の韓国語アプリを購入する必要はありません。
パソコンならインターネットで「翻訳」と検索すると「Google 翻訳」の画面が出てきます。
日本語を入力すると韓国語に変換してくれます。
日本語を音声入力することもできますし、変換された韓国語を音声で聞くことも可能です。
この翻訳の精度ですが、100%正しいわけではありません。
しかし、このステップまで韓国語を勉強してきた方なら、変換されたハングル文字を見てある程度合っているか間違っているかの判断はできるようになっているはずです。
単語はかなりの精度で合っていますが、動詞など活用のニュアンスが間違っている場合があるので自分で微調整する必要があります。
この工程が勉強にとても効果的なのです。
日常的に韓国語に触れることで単語もたくさん覚えられますし、文章を組み立てる練習にもなります。
このように「Google 翻訳」の助けを借りて、まずは短い文章から韓国語を直接話すのもいいですし、変換された文字をコピーしてメッセージで送るのもいいですね。
TwitterなどのSNS上では韓国が好きで同じ趣味を持った韓国語勉強中の友達を作ることができますし、カカオトークやラインを交換してハングルでメッセージのやり取りをしても楽しいです。
交流を求めている人なら、少しぐらい間違っても怒る人はいないでしょう。初めは会話の意味がわかればいいし、単語を並べて内容が伝わればいいのです。
3-2. 韓国人と話す
もし可能なら韓国人の友達を作ることが一番良いのですが、スカイプの韓国語やレッスンに参加するのも良いと思います。
あと、ネットで探せば近くで日韓の友達を探していたり、定期的に日韓交流会を開催していることもありますので、興味があり趣味が合いそうなものがあれば参加してみるのもおすすめです。
そして、韓国語を話すことは「発音の練習」と「文章を組み立てる練習」になります。間違ったり、韓国語が出てこなくても気にしなくていいのです。韓国語を話す機会を持ち続ければ、必ず瞬時に文章が組み立てられるようになります。
うまく表現できなかったことは、あとで1つ1つネットや参考書で調べながらつぶしていくことが大切です。後回しにしたり、忘れたりしがちですが、メモを取って意識的に苦手部分は克服していきましょう。
次に大事なのが、発音は早めに指導してもらうことです。とくにパッチムの発音をきちんとマスターすると、韓国語に対する親しみやすさも、相手の韓国語の聞き取りやすさもかなり変わってくるはずです。細かな発音については早い段階で、韓国人の友達や個人レッスンなどで教えてもらいましょう。
ステップ4:韓国語をブラシュアップする
簡単に言えば、ネイティブな韓国語に近づけるためのステップです。レッスンや参考書で使われる韓国語はいわゆる模範的でキレイな「教科書通リの韓国語」です。しかし、実際にはネイティブスピーカー(韓国人)同士が話す「くだけた表現」を学べない場合が多いのです。人によってはカジュアルな韓国語やパンマル(タメ口)を話す必要はないかもしれませんが、さまざまな表現や会話についていくために、ある程度触れておいたほうが良いかと思います。
ここからは、自分の趣味や好きなことに合わせて韓国語を突き詰めていけば良いと思います。
4-1. 韓国ドラマ・映画から学ぶ
同じドラマや映画のセリフを丸暗記してしまうぐらい何回も繰り返し見ることが重要です。繰り返し頭にフレーズを入れることで、記憶に残りやすくなるために、何回見ても飽きない、自分の好きな俳優のドラマや映画を選ぶと良いです。
そして、日本語字幕の次は韓国語字幕で観てみましょう。韓国語学習のためにドラマや映画を観るのであれば、日本語字幕→韓国語字幕→字幕なしと最低でも3回は観てみましょう。語彙力や聞き取りがあっという間に鍛えられていくと思います。
当サイトの韓国語記事を監修している韓国で教員免許を持つ韓国人が選ぶおすすめ韓国ドラマも参考にしてみてください。
→ 韓国ドラマおすすめランキング50選!韓国人が選ぶ本当に面白かった名作
4-2. K-POPから学ぶ
こちらも自分の好きなK-POPや韓国の音楽を聴きながら繰り返し発音したり、最近の流行りの言い回しや単語をプラスしていけば良いと思います。
また好きなアイドルやアーティストがいることは、モチベーションとして韓国語学習を続けやすいというメリットもあります。
常に最新の情報を追いながら、ネット記事や韓国のテレビ番組などに触れる機会を多くすれば上達も早いです。
4-3. NAVERでニュース記事を読む
韓国のNAVERでは日々、大量のニュース記事が配信されています。韓国に興味があって韓国語を勉強しているあなたにとっては知識を得ながら、勉強するには最適です。
芸能やエンターテイメントなど興味のある記事を大量に読んでみてください。
このように自分で韓国語をブラシュアップしながら、ステップ3に戻って韓国語で会話を繰り返すようにします。
最後に
もうお気づきかと思いますが、韓国語を勉強するのに一番大事なのは「続ける」ことです。勉強という行為だけでなく、うまく上達へのステップを上がれる環境を、自分で作り出せるのも「続ける」ことの要素に含まれます。
あなたには韓国の中で、すでに好きなものがあるはずです。それがモチベーションとなって韓国語学習を頑張って続けさせてくれるはずです。
それは、語学の学習をする才能がすでにあると言っていいかもしれません。
今の好きだという気持ちを大切に韓国語の勉強を続けてください。そして、これから韓国のたくさんの魅力を一緒に楽しみましょう。
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